ワールドカップサッカー2002横浜とクリスチャンDIORの墨流し染めスカーフ

FlFAワールドカップサッカー2002日本JAPAN横浜・韓国の時、横浜の大会時、評議員の方々に日本の横浜の記念品で山村染織工芸の墨流し染めが選ばれた。
東京からバイヤーが訪ねて来られた。
横浜のスカーフは特産品であり、世界的に有名。しかもどれも一点もの、1枚1枚染める為同じ物はない。

墨流し染めスカーフはクリスチャンDIORパリ本店でも、初めてデザイナーの手の加わらない製品として販売された事がある。
クリスチャンDIORのスタンプだけ押されて3年間染め続けた。

当時は両親が染めていた。
ところが、とても時間と体力がいる製品。
プリントは何枚でも同じ物が刷れるが
墨流し染めは1枚毎に描き染めるため途方もない時間がかかる。
明けても暮れても墨流し染めて他の仕事はすべて断るくらい大変な作業。
私と姉も土日はほんの少し手伝った。
しかし両親の体力の限界まで来た。
もう、無理だ。
これ以上は断ろう。良い仕事ができなくなる。

フランスから電話が入った。
私が出る。
英語で終わりにしたいと伝える。
同時期にカラー写真が、今度はこんな色に染めて欲しいとフランスから届いていた。
私が申し訳ないですが、もう染められませんと伝えると、あなたじゃないフランス語が英語が話せる人はいないか?と言われた。
残念ながら私だけだ。と伝えた。

とても貴重で光栄なパリ本店だけで飛ぶように売れた。墨流し染めのスカーフの販売は
幕を閉じた。
現在、これからある所から販売を開始する。

またブログで発表するのでご期待ください🤗