ゲーテのファウスト(一)を38年ぶりに読んだ

 読書を始めたのは16歳の高校一年から以来数千冊本を読んで来たと思う。
 最近、上の子が欲しい本を買った中で懐かしいゲーテがあった。
38年前に遡って、ありとあらゆる本を読んでいたけど殆ど記憶に残っていない物ばかり、タイトルを聞いても記憶の彼方ばかりだった。
 今日からようやく休み、とりあえず読書三昧する。実に面白い。
 彼ゲーテは最後に色彩論と植物変態論を書いていた。これも読まなくては!
 ファウストは眼から鱗、私が知りたかった時代の話しがすべて載っていた。
 当時の魔女の扱い、宇宙との繋がり。様々な文献を探すより、ゲーテの表現はわかりやすく、すっと情景が思い浮かぶ。
 16〜7の何の経験もない私が読んだ頃のゲーテが心に響く訳が無かったかも知れない。
54歳の今だから、わかる気持ちや感情が沢山ある。

 きっと太宰治さんの人間失格も、同じかも知れない。
何年か前に映画、生田斗真さんの人間失格をみた。
まだ若すぎる。と思った。更に余談。
生田斗真さんは脳男が素晴らしいと思った。

私は若い時にかなりの本を読んだ。
 どうりで響かないわけだ。

今からファウストの中の素敵な詩を書き写す。
 いろいろな人生経験を積んでからしか
理解出来ない本もたくさんある。

ちなみに私はネタバレ⁈するような書評が嫌い。映画も1番良いシーンを予告編でバンバン流したりするのが嫌い。

てな訳で、読んだことない方、約150年〜200前のヨーロッパの事をしりたい方は読んで見ても良いかもしれません。

私は面白かったです。

 余談ですが、村上春樹さんと村上龍さんならどちらが好きですか?と、二択をする方が昔数多くいました。

 どちらも好きです。
声に出して笑ったのは
村上龍さんの69
村上春樹さんは
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドが好きです。

と、いうか好きでした。